ハラハラドキドキ


サイズ的に難しいのが、このオモリでして、いざ成型となると、
”重量誤差”いわゆる”バラつき”の宿命が待っているのです。

例えば、鉛合金の成型方法には
「ラバーキャスト」と「ダイキャスト」と二通りあるのですが、
それぞれ良し悪しがあって、
”精度ではダイキャスト”費用や時間なら”ラバーキャスト”
と言った具合です。(因みにダイキャストは国内で聞いたことがありません)

こう書くとラバーキャストが劣っている様に感じるかもしれませんが、
過去の事例からもそうとは言い切れません。
工場側へ管理体制をしっかりと求めるだけです。(泣きつくとも言う

そうは言いましても、全てを工場側へ押し付けるだけではイケません。
”バラつき”の吸収加減を試作段階でキチンと把握しておく必要に加え、
サイズ自体も小さいので、成型自体の可不可も考えねばならず…と、
途中、何度も気絶しそうなぐらい頭を悩ませてくれるのです。