プロトタイプ |
UNFOLD 2023年 新作Hoppin’John 40s のご紹介です。
一見するだけでは、いわゆるバイブレーションプラグのような姿こそしていますが、
その正体はリップレスミノーに属します。
冒頭から余談をかます事にはなりますが、この手のプラグをバイブ(レーションプラグ)と呼ぶのは元々が日本独自(多分w)で、発祥の大国では現在もリップレスクランクベイトと呼ばれています。(はずですww)
戻りまして。
ではあえてリップレスと呼ぶのは何故か?ホッピンジョンの性格はそう呼ぶに相応しかったからでした。
操作のメインはジャーキングによるダートアクションが基本となるのですが、その類のルアーとなると、これまでは深場を意識した”重め”が基本であったと思います。
ですが、これはK50の開発の時からそうであったように、後発も後発メーカーの私たちが、「今更そこを追いかけたところで〇×〇×でしょう?」との命題があるのです。
従いまして、通常のミノーイングの様にテンポ良く操作が出来て、楽に釣りあがれる事。深場や大場所等、特別な場所に出番を限定するのでは無く、小規模渓流から広く常用可能である事。特にダートアクションが効果的なヤマメを相手にその効果を発揮するとなると、アクション間の食わせのタイミングを作り出せる軽量タイプにこそ分があったのでした。
開発初期のヘビーモデルは、極端なダートアクションによる無数の激しいチェイスには目を見張るものこそありましたが、「バイトに持ち込めない」「何故か釣果が比例しない」特にヤマメはその傾向が顕著でした。
そうして現場での確認を繰り返せた事こそ、軽量シンキングリップレスモデルの着想を得るのに大いに役立ったのは言うまでもありません。
リップによる制御が無い分に発揮できるリップレスミノーならではの自在性の効果のホド、発売になりましたアレヤコレヤと色んな場面での色んな組み合わせをお試し頂けましたら、その多才性に気付いていただけると思います。
続く